立冬の候という挨拶が使える時期は、いつから~いつまでなのでしょうか?
11月に手紙を書こうとすると、季節の挨拶の候補があります。
でも適切な「使っても間違いがない時期」というのは曖昧だったりしますよね?
そこでこの記事では
- 立冬の候はいつ~いつまで?
- 立冬の候の読み方や意味
- 立冬の候を使った挨拶の例文
など、わかりやすくまとめてみました。
「立冬の候」はいつからいつまで?
では、まずは「立冬の候」という季節の挨拶が、使うのにふさわしい時期から確認していきましょう。
立冬の候の時期は
11月7日か8日の【立冬】の当日から~
~11月22日か23日の【小雪】の前日まで
という、この約2週間のあいだということになります。
この立冬から小雪までの約2週間が「立冬と呼ばれる期間」に当たるわけなんですね。
ただし誤解しがちですが、使っても良いのは立冬当日だけじゃありません。
その年の立冬がやってきた日から、次の二十四節気の「小雪」が来るまでの間ということです。
立冬も小雪もその年によって日付が変わりますから別記事にてご確認ください。
立冬の候の読み方
試しに会社の同僚であるAさん(29歳)に「これなんて読むか知ってる?」と聞いたら、見事に間違っていました・・・・・。
けっこう知らない人が多いかもしれません。
同僚は「りっとう-の-そうろう」と読み間違えていましたよ。
確かにそう読んでしまうのも無理ありません。
実は私も以前、同じ間違いをしていました。
「立冬の候」の意味
私もそうですが、あまり普段メールばかりでかしこまった手紙を書かない年代の人間にとっては馴染みのない言葉です。
どういう意味があるのだろう?と私も疑問でした。
で、調べたところ、分かったのがこちらです。
【立冬の候】の意味をざっくり説明すると?
- 「立冬」とは暦の上での「冬の訪れ」を意味する
- 「候(こう)」は季節や時節を表す言葉
つまり、「立冬の候」を今風に翻訳すると
という意味になるんですね。
こうした時候の挨拶は手紙の冒頭につけるもので、本文に入る前に軽く季節の話題から入る感じになるわけです。
普段の生活で人と会って「今日はいい天気ですね」というのが挨拶代わりになるのとまったく一緒です。
11月のその他の時候の挨拶は何がある?
このような時候の挨拶はたくさんあります。
11月に限っただけでも以下のようにこんなにたくさんあるんです。
それぞれ意味が違いますので手紙を出すタイミングによって使い分けると良いでしょう。
- 晩秋の候(ばんしゅう)
- 深秋の候(しんしゅう)
- 暮秋の候(ぼしゅう)
- 霜秋の候(そうしゅう)
- 冷雨の候(れいう)
- 霜寒の候(そうかん)
- 向寒の候(こうかん)
- 夜寒の候(よさむ)
- 落葉の候(らくよう)
- 菊花の候(きくか・きっか)
時候の挨拶「立冬の候」を使った手紙の例文
では最後に、この立冬の候を冒頭の挨拶においた手紙の例文を。
書き出しだけですが、ご紹介して終わりにしたいと思います。
○○様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。