ベランダのナメクジってどこから侵入してくるのでしょうか?
いつの間にか家のベランダにナメクジが住み着いてしまいました……。
夜になると5~10匹ものナメクジたちが、床をはったり、プランターにへばりついたり……。
たまに気付かずに触ってしまい「うわぁ~」と大声をあげたことが何度あることか。
そこでこの記事では
- ベランダのナメクジはどこから侵入する?
- ベランダにナメクジを呼び寄せない対策
- ベランダのナメクジを駆除する方法
などをまとめました。
ホントに嫌で嫌でたまらず駆除方法をいろいろ試した挙句、最後にたどりついたのが方法をご紹介しますね。
ベランダのナメクジはどこから侵入?
ベランダのナメクジはどこから侵入してくるのでしょうか?
2階にあるベランダだったり、新築の一戸建てやマンションのベランダだと一体どうやってナメクジが住み着いてしまうのか不思議かもしれません。
私が確信をもって言える侵入経路はこの2つ。
- 購入した観葉植物等の鉢に付いてきた
- 庭からベランダに移動した植木鉢に付いてきた
(1)購入した観葉植物等の鉢に付いてきた
最も多いのがこのパターンでしょう。
つい最近、ホームセンターや園芸店で鉢植えの観葉植物や果樹、または寄植えなどを購入して、ベランダに置きませんでしたか?
そうした植木鉢にナメクジがくっついていて、そこからベランダに広がり、子供を産んで定住することは十分あり得ます。
ナメクジというのは植木鉢の裏にある穴から中に侵入し、そこに定着していることがよくあるんですね。
で、深夜になるとそこからズルズルと這い出してきて、周辺を歩き回って食べ物を探すんです。
ホームセンターや園芸店で売られている鉢植えは、屋外に置かれていることがほとんど。
店頭に並べられているときに、ナメクジが入り込んでしまうこともあるでしょう。
また、出荷前に農家で栽培されていたころにナメクジがすでに住み着いていてもおかしくありません。
(2)庭からベランダに移動した植木鉢に付いてきた
私の家でもっとも可能性が高いのがこのパターン。
私は庭に置いて育てていた果樹のひとつをもっと日当たりが良いベランダに移動させたことがありました。
それからすぐにナメクジをベランダで見かけるようになったんですね。
ですから、おそらく庭に置いていたときに植木鉢の中にナメクジが侵入し、ナメクジごとベランダに持ってきてしまったという……。
ベランダは2階にあるため、ナメクジが自分で下の地面から上がってくることは考えにくいです。
大抵はこのどちらかのパターンで「自分自身」でナメクジを連れてきてしまったのだと思いますよ。
ベランダにナメクジを呼び寄せない対策
ベランダにナメクジが侵入する経路は、2つです。
それぞれどうやって侵入を阻止して呼び寄せないか、その方法を考えていきましょう。
購入した植物をベランダに置く場合
ホームセンター等で購入した植物の鉢にナメクジが潜んでいる場合。
そのままベランダに置くと、一緒にナメクジも付いてきます。
それを防ぐには、以下のどちらかの方法をお試しください。
- 一昼夜ほど鉢ごと水に浸けておく
- 別の鉢に植え替えをする
ベランダではなく一階の庭で、鉢皿に水を溜めて、そこに買った植物を鉢ごと浸けておきます。
こうすると息ができなくなったナメクジが這い出してくるので、それを退治しましょう。
こうすると、鉢の中に潜んでいるナメクジを排除できますよ。
また、家にある別の鉢などに植え替えすれば、それでナメクジが付いてくるリスクを抑えられます。
庭からベランダに植木鉢を移動させる場合
しばらく庭に置いていた植木鉢をベランダに移動させる場合。
この場合も上記と同じく、鉢ごと水に浸けるか、新しい鉢に植え替える方法でナメクジの付着を防げます。
奇跡!この駆除剤でベランダのナメクジが0匹に!
毎日、夜になるとベランダを徘徊するナメクジたち。
もう我慢ならないと思い、ある駆除剤をホームセンターで買ってきました。
それを植木鉢の水受けに使うプラスチックのお皿に入れて、ベランダの床にセット。
そして、設置してから3日後のこと。
駆除剤を入れた皿のそばで黒く干からびた状態のナメクジが一匹死んでいました。
「もう効き目があったのか?」と半信半疑でしたが、それから1ヶ月~2ヶ月もするとナメクジの姿を見かけることが無くなっていたんです!!!
この駆除剤はハイポネックスというメーカーの「ナメトール」という商品。
こういうナメクジ駆除剤は色んなメーカーの商品がありますが、このナメトールが優れているのは
- 天然の成分を使用しているため安全
- 雨に濡れても効果が持続する
- 残った粒は土に戻る
という3つの点。
私はベランダに置いたプランターで家庭菜園(野菜)を栽培しているので、強い毒性のある化学薬品は使いたくなかったんです。
でもこのナメトールはリン酸と鉄という天然の土壌に含まれる成分で出来ているので安全なんですね。(有機農業にも使えるくらいです)
だから庭でペット(犬・猫)を飼ってる人も心配なく使えますよ。
別にハイポネックスの回し者じゃないですが、ホントに効き目があったんで、ぜひ試してみてほしいですね。
お金を使わない方法(下で紹介しているビールでの駆除とか)をあれこれ試すよりも手っ取り早いですから。
ナメクジ対策で効果がなかった方法
ビールで誘引する方法は効き目がなかった!
最初はナメクジを見かけると割り箸でつまんで外へ放り投げていたんですが、一向に数が減らなかったんです。
それでインターネットでナメクジの駆除法を調べてみて、真っ先に目についたのがビールで誘いこむという方法でした。
やり方はだいたいこんな感じです。
- 苺のパック等に飲み残しのビールを入れる
- そのパックをナメクジがいそうなところに仕掛ける
- ビールの中で死んでいるナメクジを捨てる
なんでもナメクジはビール酵母の匂いが好きらしく、それに誘われてビールの中にダイブして溺れ死ぬという理屈のようです。
でも実際にやってみると、まったく効果はありませんでした。
ビールの量は減っていたので、飲み逃げされたのか、ただ蒸発してしまったのか、はっきりしませんけれど。
バナナの皮を置いておく方法は後片付けが気持ち悪い!
ナメクジが好んで食べるバナナの皮を夜のうちにセットしておいて、そこに集まってきたナメクジを駆除するという方法もよく紹介されています。
でもこのやり方がだと後片付けがすご~く気持ち悪いんです……。
まだ生きているナメクジがバナナの皮に張り付いていて、触るのも嫌だし、捨て場所に困りました。
最終的に生ゴミの袋につっこみましたが。
一軒家にお住いならともかく、アパートとかマンションだとおすすめできない方法です。
ナメクジの生態(1匹でも残すと繁殖する!)
ナメクジの生態というのは他の虫とちょっと違います。
ナメクジは「雌雄同体(オスとメスの区別がない)」なので、1匹いれば繁殖できるんです。
なので1匹でも残してしまうと、また大量に増殖してしまうわけですね。
一軒家の庭だといくら数を減らしても「外からやってきてしまう」ので終わりはありません。
しかし、ベランダなら完全に根絶やしにすれば、それ以上見かけることがなくなります。
そのためにも文字通り「1匹残らず」殲滅しましょう。
まとめ
ベランダのナメクジはどこから発生するかというと
- 購入した観葉植物等の鉢に付いてくる
- 庭からベランダに移動した植木鉢に付いてくる
主な侵入経路はこの2つのどちらかですよ。
私の住むアパートのベランダでは昨年中はナメトールのおかげでナメクジを見かけなくなりました。
しかし、新しく購入した鉢植えにナメクジが付いていたらしく、ちらほらと数匹を見かけるようになったので、残っていたナメトールを今年もまたセットすることにしました。
ベランダといえどやはり毎年対策が必要かもしれませんね。
■虫の駆除に関する人気記事4選