鮭をシャケとなぜ呼ぶの?サーモンとの違いまで疑問を解決!

最終更新日 2019/07/08

なぜ鮭をシャケと呼ぶの?

鮭をなぜシャケと呼ぶのか不思議ですね。

どこかの訛り言葉なのか、それとも別の種類なのでしょうか?

最近ではサーモンもポピュラーになってますけど、これも鮭とどう違うのか知ってる人は少ないはず。

そこでここでは

  • 鮭はシャケとなぜ呼ぶのか?
  • 鮭とシャケとサーモンの違い

といった地方によって呼び方が違う方言なのか、語源はどこから来ているかなど、鮭・シャケ・サーモンの疑問をすべて解決していきます!

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鮭をシャケとなぜ呼ぶのか?

なぜ「鮭」と「シャケ」という2種類の呼び方があるのでしょうか?

これには諸説ありまして、どれが正確なのかは誰にも分かっていません……。

ここではその「鮭とシャケの二種類の呼び名が生まれた理由」で代表的な3つの説をご紹介していきますね。

諸説その1.東京弁が由来説

シャケはもともとは東京ローカルの東京弁だったという説です。いわゆる方言ですね。

方言というと関東以外の地域にしかないように思えますが、実は関東(東京)にもちゃんと方言があるんですよ。

関西弁ならぬ「江戸弁」と言いますか、ヨソの地方から移住してきた人ではなく下町に何世代にも渡って暮らしているような「ちゃきちゃきの江戸っ子」が話す言葉のことです。

たとえば、代表的なところでは「ひ」という発言を「し」と発音してしまうような話し方。

コーヒーを「コーシー」、干潟を「しがた」など。

そのひとつとして鮭をシャケと発音するという説になります。

なんでも昔の江戸弁では「しゃ」と発音が多く使われていたため、鮭をシャケと呼ぶのが当たり前だったとか。

ただし、マルハニチロの調べによると鮭をシャケと呼ぶのは関東だけじゃなく、全国的に見られ、その割合は

  • 鮭と呼ぶ地方・・・4割弱
  • シャケと呼ぶ地方・・・6割強

という結果でした。

なので「シャケ=江戸弁」は非常に根拠薄弱と言わざるを得ません。

諸説その2.鮭の状態によって呼び方が変わる説

2匹の新巻鮭

2つめの説は、鮭の状態によって呼び方が変わるという説です。

つまりこういうことです。

  • 川に泳いでいる状態が鮭(サケ)
  • 加工品になるとシャケ

言われてみればクマが遡上する鮭を獲る姿を見るときは必ず「鮭(さけ)」と呼んでいますし、魚屋の店頭に並ぶ鮭の切り身や瓶詰めになった鮭フレークを見るときは「シャケ」と呼ぶことが多い気がします。

鮭(さけ)って意外と言いにくいので、頻繁に口にするような食卓の上では言いやすいように「シャケ」と呼ばれるようになったと思えば納得しやすいかと。

「塩ジャケ」・「紅ジャケ」のように頭に何か付いたあとのサケの呼び方が必ず「じゃけ」となるところから単に呼びやすいから「サケからシャケ」という呼び方が生まれたという説もあります。

ただ、これも「そういう気がする」というだけで、根拠としては弱いですね……。

諸説その3.アイヌ語が由来説

3つめの説がアイヌ語が由来とする説です。

アイヌ語で夏を意味するのが「シャク」。

このシャクが語源となってシャケという言葉ができたという説です。

北海道では「シャケ」と呼ぶ人のほうが多数派なので、アイヌ語を語源としている説が有力かもしれません。

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鮭とシャケの違いとは?

ある人は鮭と呼び、ある人はシャケと呼ぶ。

私は鮭(さけ)と呼ぶことが多いですが、これって、単に呼び方の違いなのか、そもそも魚の種類自体が違うのか、本当のところは・・・・・・、

鮭とシャケの違いは?

⇒違いはありません!

鮭とシャケは言い方が違うだけで、まったく同じ魚を指します!

ですから味もまったく変わらず一緒のものです。

その証拠に辞書で「シャケ」を引いてみると

しゃけ【×鮭】

「さけ(鮭)」に同じ。

出典:goo辞書

と、このように「2つは同じものですよ」ということをご丁寧に説明してくれています(笑)

鮭・シャケ・サーモンの違いはどこにある?

鮭の切り身

鮭とシャケが同一のものだということは分かりました。

では、この鮭(シャケ)とサーモンはどう違うのでしょうか?

スーパーの鮮魚売り場で生食用として売られているのがサーモンですが、見た目は赤身の鮭のように見えます。はたして、その正体は・・・・・

鮭(シャケ)とサーモンの違いは?

⇒違いはなく同じものです!

鮭の英語名がサーモン(Salmon)というだけで、まったく同一の魚なんですよ。

スモークサーモンが有名ですよね。

ですが、ひとつ注意しないといけないのは、回転寿司やスーパーで売られている寿司のネタとして使われているサーモンは鮭ではないんです!(驚愕の事実)

回転寿司の「サーモン」は鮭ではありません!

サーモンの寿司

スーパーで売られているサーモンの刺し身や回転寿司の「サーモン」は鮭だと思っている人も多いと思いますが、実はこれらのサーモンは「鮭(しゃけ)」ではありません!

寿司ネタとして使われているサーモンの正体は

⇒サーモントラウト(トラウトサーモン)

と呼ばれる鱒(ます)の一種を養殖して育てたものなんです。

つまりサーモン風の鱒ってことですね。

このサーモントラウトは日本風に言えば「ニジマス」のことで、本来は淡水魚のニジマスを海のいけすで養殖したものをサーモントラウトと呼ぶんですね。

本当なら正式名称であるサーモントラウトと呼ぶべきですが、ただ「サーモン」と略して呼ぶため、誤解している人がほとんどではないでしょうか?

私も知らなかったですし、知った時は一種の詐欺ではないかと思ったくらいです。

なぜ本当の鮭を使わずに鱒の一種を寿司ネタにするかというと、生鮭というのは「アニサキス」という寄生虫が多くて食べられないという仕方ない事情があるのだとか。

※スーパーで「○○産サーモン」という名称で売られているのはアトランティックサーモンという天然モノの本物の鮭です(日本名は「タイセイヨウサケ」と言います)

<サラダにすると激ウマなアトランティックサーモンの切り落とし


鮭を「秋味・秋鮭」と呼ぶ地方も

ためしに「あきあじ」を漢字変換してみてください。「秋鮭」が変換候補にありますよね?

この秋味、または秋鮭は両方とも北海道での鮭の呼び方の一種なんです!

秋に獲れる旬の魚「鮭」を「あきあじ(秋味・秋鮭)」と表現するんですね。

北海道ローカルの方言とも言えますが、鮭・シャケ以外にもこんな呼び方がされているのは道外では知られていないでしょう。私も今回初めて知りました。

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編集後記

鮭をなぜシャケと呼ぶのか、サーモンとはどう違うのか解説してきました。

あらためて今回の疑問の答えを振りかえると

  • 鮭とシャケは同じもの
  • シャケの別称があるのは江戸弁説・アイヌ語説・状態説など諸説あり
  • 寿司ネタのサーモンは鮭ではなく鱒の一種(トラウト)

ということで納得いただけたでしょうか?

つい先日、スシローという回転寿司に行ってサーモン寿司を食べたんですが、あれって鮭ではなくてニジマスだったんですね。

今度行った時はこの知識をみんなに教えようと思います。まぁ、鮭でなかろうと味が好きだから次も食べると思うので^^;

話のネタになる「違い」を要チェック!




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