七草粥はいつ食べる?

七草粥は「いつ食べる」のが正しいのでしょうか?

正しい日にちを知らない人が多いですよね?

だからこそ、毎年過ぎてから「あぁ~、昨日が七草粥を食べる日だったんだ」と気付くことが多かったりします。

そこでこの記事では

  • 2025年の七草粥はいつ食べる?
  • 朝・昼・夕ご飯のうち、いつ食べる?
  • 七草粥はいつまでたべればいい?

などなど解説します。

肝心の日付をチェックしたら「もうその日は過ぎてしまった!」と判明した人は、いつまで食べればいいのかをチェックしてくださいね。

当日絶対食べないといけないのか、当日のいつ食べればいいのか?という点も初耳な情報だと思いますから、ぜひぜひ。

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2025年の七草粥は「いつ」食べるのが正しい?

七草と土鍋の粥

七草粥というのは1月に食べるものだというのは、だいたいの人が知っているかと思いますが、正確な日付となると曖昧ですよね。

2025年の七草粥を食べる日はいつかというと、正解は1月7日(火曜日)です。

おお・・・意外とお正月が明けてすぐなんですね!

※この日は「人日の節句」といって、毎年1月7日に固定されています。

1月7日の朝・昼・夜ごはんのうち、いつ食べる?

しかも、この七草粥は1月7日の一日中いつ食べてもいいというわけではなく、ちゃんと食べる時間帯まで決まっているんです。

七草粥を食べるタイミングは朝・昼・晩のうち、朝食なんです!

ですから、前日から準備しておくと安心。

1月6日の夜のうちに七草をまな板の上で包丁を使い細かく刻んでおきましょう。

そして、翌日の朝(1月7日の朝)に粥を作って朝食として食べるのが正しい行事の作法です。

でもほとんどの人にとって、朝からお粥は違和感ありますよね?

香港に旅行した際はは現地ではポピュラーだという朝食代わりの中華粥を食べましたが、私は普段いつもパン食なので……。

どうせなら家族が全員揃ってゆっくり食べられる夕食だったらなぁ、と思ってしまいます(汗)

七草粥はいつまで食べればいい?期限は?

ただ、そんな私みたいに朝食に食べるのは難しい人も安心してください。

七草粥はいつまでなら食べても大丈夫かというと、すこし遅れても平気なんですよ!

もちろん、日付が決まった年中行事なので、理想は1月7日に食べるのがベスト。

ですが、七草粥を食べる理由を考慮すると数日遅れて食べてもOKだと(個人的には)思います。

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七草粥を食べる風習はいつからあるの?

春の七草全種類

毎年1月7日に七草粥を食べるという風習はいつからあったのか、ちょっと知りたくないですか?

なんとなく日本独自の風習に思えますが、実はルーツは中国にあったんです!

中国には「人日の節句」(陰暦1月7日)に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の野菜が入った吸い物を食べる習慣がありました。

これが平安時代に日本に入ってきて、日本に元々あった「若菜摘み」という風習と結びついて、今のような七草粥になったという経緯があります。

七草粥を食べるのは朝食がベストという理由も、この習慣が中国から伝わったと思えば納得ですね。

中国では朝食にお粥を食べるのはポピュラーですから。

※若菜摘みとは?

まだ雪が降り積もる大地から春を待ちきれずに芽吹いた若菜を摘んで、それを無病息災を祈って食べること。

中国から伝わって変化した七草の種類

中国から伝わったばかりの平安時代。

その頃に日本で食べられていたのは「七種粥」といって「米・小豆・簑米・稗・胡麻・黍・粟」が入ったものでした。

それに若菜摘みで採った野菜を取り入れることで、現在の七草である「セリ・スズナ・ナズナ・スズシロ・ハコベラ・ホトケノザ・ゴギョウ」に変化していきました。

この変化は鎌倉時代になってからだと言われています。

一般の人々の間で食べる風習が定着したのは江戸時代になってからといいますから、案外、まだそれほど時間が経っていないんですね。

▼関連記事▼

7つの草をどうして「あえてそれを選んで」食べるのか、くわしくはこちらの記事をご覧ください。

七草粥の由来※七種類の草を食べる理由を子供に分かりやすく

 

<作るのが楽なフリーズドライの七草セットです>

 

 

七草粥の7つの草の効果や効能

七草粥に入っている7つの草(野菜)はそれぞれ食べるとどんな効果や効能があるのか、それぞれ個別にご紹介します。

セリ(芹)

ビタミンC・ミネラル・βカロテンが豊富に含まれます。

食物繊維も多いため、女性にはうれしい便秘の予防改善効果も!

また、食欲増進、解熱、神経痛、鎮静効果もあります。

スズナ(菘)

現在でいうところの「蕪(かぶ)」に当たります。

βカロテンとビタミンCが豊富で、免疫を活発にする作用があり、風邪の予防や疲労回復に効果があります。

また、アミラーゼも含まれているため、胃もたれや胸焼けの解消を助けます。

ナズナ(薺)

俗に言う「ぺんぺん草」のことで、主に利尿や解熱に効くと言われています。

栄養成分としてはビタミンK・ビタミンC・ビタミンBが豊富であり、骨粗鬆症の予防、風邪の予防、疲労回復に効果があります。

スズシロ(蘿蔔)

日本人には馴染み深い「大根」の異名です。

アミラーゼが豊富なので、消化不良や胃酸過多に効果があります。

また、ビタミンCも含まれるので冬の季節のやっかいな風邪予防にも!

ハコベラ(繁縷)

タンパク質や鉄分が中心で、利尿作用や整腸作用があります。

昔は歯痛や歯周病の薬として使用されていたそうです。

また、催乳効果もあります。

ホトケノザ(仏の座)

別名「小鬼田平子(コオニタビラコ)」とも言います。

整腸作用や高血圧の予防に効果があります。

また抗酸化物質を含むため筋肉痛や打撲に効果的です。

ゴギョウ(御形)

別名「母子草(ハハコグサ)とも言われます。

タンパク質やミネラルを多く含み、咳や痰、風邪の予防に効果があります。

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まとめ

七草粥はいつ食べるのか、その答えは1月7日の朝が正解でした。

その日はちょっと早起きして七草粥を家族分用意して、全員揃ってゆっくり味わって食べるのもいいかもしれませんね。

朝に食べる七草粥には不向きかもしれませんが、土鍋で煮たお粥は格別に美味しいと感じるのは私だけの錯覚でしょうか?

我が家には2人用の小さな土鍋があるので、時々それで夕飯にお粥を作って食べます。

食べ放題で食べ過ぎた後、飲み会で飲み過ぎた後など、胃が弱っているときは特に美味しく感じますね。

今年は面倒でも土鍋で朝から七草粥を作ってみようかな?

七草はフリーズドライで楽をしてもいいかも。

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