ペットボトルをへこます(潰す)と炭酸が抜けない説はウソ!

炭酸が抜けないようにする裏ワザ、知ってますか?

ペットボトルのソーダやコーラって一回で飲みきれなくて、途中まで飲んで冷蔵庫に入れておくことがあります。

でもこうすると開けた時みたいな気持ちいい「シュワァッ!!!」とした炭酸の刺激が無くなっていて、完全に「抜けた」状態になってしまいますよね?

ミサオミサオ

炭酸の抜けたコーラって、こんなに甘かったんだって新鮮な感動を味わったり。

炭酸を抜けなくするにはペットボトルをへこます(潰す)と良いと聞きますが、それは実は真っ赤な嘘でした。

そんな事実を暴きつつ

  • ペットボトルの炭酸を抜けなくする方法
  • 炭酸を長持ちさせる飲み方

をご紹介していきますね。

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ペットボトルをへこます(潰す)と炭酸が抜けないはウソ!

炭酸入のペットボトル飲料(または缶飲料)の容器の一部を潰したりへこますと、炭酸が抜けにくくなると聞いたことがありませんか?

この動画で紹介しているような方法です

ミサオミサオ

私も以前はこの方法をよくやってました。

でも何回やってもあんまり効果はなかったんですよね。

今回くわしく調べてみたら、なんとこの方法は効果があるどころか、逆効果だったことが分かりました!

炭酸飲料の炭酸は液体に溶け込んでいて、蓋を開けると泡になって抜けていきます。

なるほど君なるほど君

これを「発泡」といいます。

発泡を抑えるためにペットボトルをへこます発想になったんでしょう。

しかし、ペットボトル内の液体が無いスペースを減ることで、余計に炭酸の発泡が起こってしまい、抜ける量が逆に増えてしまうとか……。

その証拠に凹ませておいても、時間が経つと元通りになっています……。

ペットボトルの炭酸を抜けないようにする方法2選

私は喉越しがいいコカコーラとか三ツ矢サイダーとかCCレモンが大好き。

こういうペットボトルに入った炭酸飲料を飲み切るまで「なるべく炭酸が抜けないようにキープする方法」を2つご用意しました。

冷蔵庫で逆さまに保存する

何も道具を使わずに手軽に行えて、効果もそこそこな方法がこちら。

飲み残しの炭酸飲料のペットボトルを冷蔵庫で逆さまにする方法です。

くわしい手順がコチラ。

  1. ペットボトルの蓋をしっかりと強めにギュッと閉める
  2. 冷蔵庫の牛乳などを置くドアポケットに逆さの向きで立てかける
  3. 隣に他の冷蔵品(牛乳のパックなど)を置いて倒れないようにする

こうして保存すると翌日はもちろん、その次の日までほとんど抜けてない状態で飲むことができますよ!

500mlのペットボトルはそのスペースでも逆さにして冷蔵できますが、2L~1.5Lの大きなペットボトルだと難しいかもしれません。

2L~1.5Lのペットボトルは深い構造になっている野菜室などの方が入れやすいと思いますよ。

また、きれいに洗って乾燥させた500mlのペットボトルに移し替えて、それを逆さまにして保存してもいいでしょう。

※この裏ワザはペットボトルに限らず瓶に入った飲料でも有効です。

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炭酸キーパーを使う方法

お金を出して道具に頼る方法になりますが、これが一番効果的といえますね。

それがこちらの「炭酸キーパー(炭酸キャップ)」と呼ばれる便利グッズ。


飲み残したペットボトルの口にスポッとはめて、先端部分の丸いポンプを押すことでペットボトル内部の空気を加圧します。

こうすると空気の圧力がかかり炭酸が抜けにくくなる仕組み。

洗えば何度でも繰り返し使えますし、これを付けたままでも中身の飲料をコップに注げます。

もちろん、500mlから1.5lの大型ペットボトルまで対応。

私も当然、使用中であり、一回買ったら手放せなくなる当たり商品だと思いますよ。

ペットボトルの炭酸を長持ちさせる飲み方

炭酸は容器の中の空間が広がるほど抜けやすくなってきます。

500mlのペットボトルでも残りの容量が半分以下、3分の1以下となるほど抜けるスピードが早くなります。

1.5L~2Lのペットボトルだと容器自体が大きいのでそれが顕著です。

ですので、残り容量が多いときは「ちょこちょこ飲み」しても抜けにくいんですね。

しかし、残り容量が少なくなってきたら、さっさと炭酸が抜ける前に飲んでしまうのがコツ。

また、炭酸は温度が高いほど抜けやすくなるので、飲み残しは常温で保存せず、すぐに冷蔵庫に戻して「冷たい状態」で保存しましょう。

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まとめ

ペットボトルをへこますと炭酸が抜けなくなるという説は、一見すると科学的に裏付けされたように思えます。

その説を支持する人は

「炭酸飲料に溶けている炭酸(二酸化炭素)は空気中に飛び出すと抜けてしまう。

その空気自体の容量をペットボトルをへこますことで小さくする。

すると空気中の二酸化炭素の量がすぐに飽和状態になるため、飲料のなかの炭酸が空気に飛び出す量が減る(=炭酸が抜ける量が減る)。」

このように説明します。

しかし、その効果は逆効果で、より多くの炭酸が抜けてしまう結果に……。

というわけで、ペットボトルをへこますと炭酸が抜けないという噂はウソ。

逆さまにして冷蔵庫で冷たく保存するか、それで満足できない人は炭酸キーパーのようなグッズに頼るのがベストという結論です。

最後までご清聴ありがとうございました。

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