暮れる秋空と赤とんぼ

2023年(令和5年)の土用の丑の日(秋)は、何月何日なんでしょうか?

昔は馴染みがなかった秋の土用の丑の日も次第に浸透してきていますが、10月のいつ頃なのかまでは知ってる人は少ないはず。

ミサオミサオ

私もそのひとりです。

そこで

  • 秋の土用の丑の日の日程
  • 間日は何日なのか?
  • どうやって過ごしたらいいか?

など丑の日のウナギにまつわるちょっとしたトリビアなども織り交ぜてご紹介しますね。

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土用の丑の日(2023年)秋は何月何日?

2023年の秋の土用の丑の日がこちら。

  • 10月22日(日)/一の丑
  • 11月3日(金)/二の丑

今年は、一の丑と二の丑の2回あります。

秋のほうが夏より鰻に脂がのって美味しいので、この日を逃さずに食べたいですね!

2023年の秋土用は、いつからいつまで?

今年2023年(令和5年)の秋の土用(秋土用)は一体いつからいつまでの期間なのか、くわしい日付からチェック!

2023年の秋土用は10月21日(土)から、11月7日(火)までの合計18日間です。

 

2023年秋土用の日程

というわけなので10月21日が【土用入り】で、11月7日が【土用明け】になりますよ。

時期をカレンダーでご確認ください。

そもそも土用とは?

そもそも土用とは「雑節(ざっせつ)」のひとつで、土旺用事(どおうようじ)を略した言葉。

雑節を簡単に説明すると、季節の移り変わりを的確につかむための暦のひとつ。

この雑節は土用を入れて9つあります。

  • 節分
  • 彼岸
  • 社日
  • 八十八夜
  • 入梅
  • 半夏生
  • 土用
  • 二百十日
  • 二百二十日

同じような暦の考え方に、一年間を24個の季節に分けた「二十四節気」があります。

それだけではカバーできない「より細かな季節の変化」をとらえたものが「雑節」に当たります。

土用というと「夏の土用」が浮かびますが、実は一年に4回、春夏秋冬の季節ごとにあるんですね。

期間としては、立春・立夏・立秋・立冬の直前の各18日間です。

秋土用は立冬(11月7日)の直前の18日間なので、10月20日~11月6日がその期間に当たるわけです。

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秋土用の期間中にやってはいけないこと

土用の期間中である18日間は、土をいじったり掘ったりしてはいけないと言われています。

それはなぜかというと、「土公神」という陰陽道の土を司る神様が土用の期間中に「土に触れると怒る」といわれているため。

今でも建設業界では基礎工事などの土をいじる作業は、土用の期間中は避ける傾向にあるとか……。

秋の土用の間は「井戸」にいらっしゃるそうなので、井戸を掘ったり井戸を埋めたりするのは特によくないそうです。

これは何も家を建てる大工さんなど建築関係の人に限ったことではなく、一般の人でも「土」に関わることはしてはいけないとされていますよ。

たとえば

  • ガーデニング
  • 家庭菜園
  • 草刈り

などが代表的な行為。

また、釣りなどのアウトドア全般、旅行や引越し、新しく始めること(開業・結婚・就職)などもNGとされています。

こうした土以外の行為については、土用の頃がちょうど「季節の変わり目」に当たり体調をくずしやすいのがその理由。

外で遊んだり、体力や精神力を酷使するは避けたほうがいいという戒めの意味があります。

2023年の秋土用の間日

パワーショベルと工事現場

2023年の秋土用の間日の日程は以下のようになっています。

  • 10月28日
  • 10月30日
  • 11月1日

このように2023年は間日が計3日間あります。

庭仕事やガーデニングで土を掘り返したい方、お仕事で土木関係の方はこの日を狙って作業をすると良いでしょう。

そもそも間日とは?

土用の間日(まび)はそもそもどんな意味があるかというと、土用期間中でも土いじりを許される特別な日のこと。

土用の期間中は土公神という神様が土を支配するので、うっかり土をいじると怒りに触れてしまいます。

しかし、間日だけは天上に招かれているため、地上では不在になります。

つまり神様が不在なので、自由に土に触れてよいというわけ。

なので土用の間日だけは、土を掘って家を建てたり、農作業をすることが許されるんですね。

秋土用の過ごし方は「ウナギ」を食べること

うな丼

秋土用の過ごし方がいまひとつ分からない人も多いと思いますが、夏土用と一緒でウナギを食べればいいんですよ。

約二週間の秋土用の期間中のいつウナギを食べればいいかというと、そうです、「丑の日」に食べればいいんです!!

夏土用の丑の日は鰻を食べるのが当たり前ですが、秋土用はほとんどの人は食べませんよね?

スーパーの魚売り場では販促で秋土用の鰻をアピールしていますが・・・・(汗)

でも実は【天然うなぎ】の旬は10月から12月にかけてなんです。

この時期のうなぎは越冬するために体に脂肪を蓄えているため、たっぷり脂がのって身がふんわりと柔らかいので、とっても美味しいのですよ♪

夏に出回るのは養殖ものだから、夏より秋の方が美味しい鰻を食べるという意味では適している時期なんです。

■食べるなら国産の天然うなぎが安全で美味しいです。

※夏土用に鰻を食べる習慣が出来たのは、夏場に売上が落ちるので、食べるとスタミナが付くとかこつけて売りだしたためだと言われています。

丑の日に「う」が付く「牛」を食べない理由

土用の丑の日は「う」の字が頭に付く食べ物を食べると良いとされていますよね?

その筆頭が「うなぎ」なわけです。

でも「う」と言えば「牛」のほうが身近な食べ物なのに、なぜ候補にすら挙がらないのか不思議じゃないですか?

この【食べない理由】は日本の食習慣にあったんです。

日本で牛肉が食べられるようになったのは、明治の文明開化以降のこと。

それまでは仏教思想の影響で動物の肉を食べることは禁止されていたそうで。

おおっぴらに食べられる今だから、高い国産うなぎはあきらめて、牛肉(うしにく)を丑の日に食べるのもいいかもしれませんね。丑は本来、牛なんですから。

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まとめ

秋土用はいつからいつまでか、また間日の日程などをお伝えしてきました。

お仕事で「土」に関わる人ほど熱心に土用の期間を気にされるのかもしれませんね。

私のまわりの人に聞くと、秋土用の存在自体を知らない人のほうが多いくらいですから。

私としては夏にはウナギは高くて食べられないので、秋土用の丑の日は必ず忘れないで食べたいものです。

秋は夏よりちょっと安いですし、なにより秋のほうが旬だというから益々食べる意欲が高まってきますよ♪



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