ラーメンは何歳から?

ラーメンは何歳から食べて良いですか?
1歳半~2歳が目安となります。

「今日はラーメンが食べたいなぁ」、そんなことをしょっちゅう考えてしまいませんか?

テレビでタレントが美味しそうに食べていると、居ても立っても居られない状態に。

でも、小さい子供がいると、食べさせていいのか不安で結局あきらめてしまうのが普通でしょう。

一体、赤ちゃんはいくつになったらラーメンが食べられるんでしょうか?

そこで、この記事では

  • ラーメンは何歳から食べさせていい?
  • インスタントラーメンは何歳から?
  • 子供がラーメンを食べるリスク
  • 外食や即席ラーメンを食べるときの注意点

などなど、食べられる年齢から、ラーメン屋の選び方までくわしくご紹介していきますね。

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外食のラーメンは何歳から食べさせていい?

世間のお母さん方の意見をリサーチしてみると、ラーメンは離乳食が終わったのを見計らって食べさせているようです。

一般的に離乳食の完了期は、生後12ヶ月~18ヶ月。

つまり1歳から1歳半にかけてですね。

離乳食が終わると、固形の食べ物をかみつぶして食べられるようになるので、ラーメンを食べる準備が整ったと判断できます。

ただし、離乳食の完了期は個人差があるため、何歳から食べられるとは一概には言えません。

ミサオミサオ

一応の目安として、1歳半~2歳あたりからラーメンが食べられるようになると思っておけばいいでしょう。

インスタントラーメン(カップ麺・袋麺)は何歳から食べさせていい?

インスタントラーメンについても外食のラーメンと同様に、離乳食の完了期が過ぎてから食べられます。

日清食品のホームページではこのように説明されています。

Q.即席めんは何歳から食べられますか?

対象年齢は特に設定しておりませんが、1歳6カ月以降の幼児食としてご利用いただくことが一つの目安です。

■引用:即席めんは何歳から食べられますか?

やはり目安は共通して1歳半としていますが、個人差があるため、赤ちゃんの成長具合に合わせるのが正しい判断です。

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アンパンマンらーめんは何歳から食べられる?

アンパンマンらーめんのパッケージや公式サイトには、特に注意書きはありません。

ほかのラーメンと同様に離乳食が完了した1歳半を過ぎてから食べさせるのが目安になるでしょう。

さすが子供向けに作ってあるだけあり、塩分が少なめなのは嬉しいポイントです。

ポケモンラーメンは何歳から食べられる?

ポケモンラーメン(正確にはポケモンヌードル)は、アンパンマンラーメンに比べて年齢が上の子供向けに作られているのかな?という印象。

ポケモンに興味を持った小学生の子供がシール目当てに買う商品みたいですね。

内容量(グラム数)や塩分もアンパンマンラーメンより多めなので、6歳を過ぎてから適齢かと思います。

チルド麺のラーメンは何歳から食べさせていい?

生タイプの袋入りチルド麺のラーメンも、他のラーメンと同様に離乳食が終わってからが目安になります。

こうしたチルド麺のラーメンは、

  • 茹で時間
  • 麺の量
  • スープの濃さ

などが加減しやすいので、もっとも子供に向いたラーメンだと個人的には思います。

赤ちゃんや子供がラーメンを食べる4つのリスク

とんこつラーメン

メタボに悩む中年、または生活習慣病の予防のために「避けたほうがいい食べ物」の筆頭がラーメン。

それもそのはず、ラーメンには塩分や脂分が多いため、決して体に良い食べ物とはいえません……。

その点は赤ちゃんや子供にとっても同じで、気をつけて食べさせないと悪影響があることは知っておきたいですね。

そんなラーメンを食べるリスクがこの4つ。

  • 塩分の摂り過ぎになる
  • 脂分の摂り過ぎになる
  • 食品添加物が多い
  • 食物アレルギーを引き起こす原料が使われている

では、ひとつずつチェックしていきましょう。

塩分の摂り過ぎになる

ラーメンには塩分が多いことは誰でもご存知かと思います。

外食のラーメン・インスタントやチルド麺の塩分量をまとめて比較してみましょう。

ラーメンの種類 塩分量(スープ含む)
日高屋「中華そば」 6.4g
日清「カップヌードル醤油味」 4.9g
サンヨー食品「サッポロ一番しょうゆ味」 5.8g
シマダヤ「昔なつかしの本生ラーメン醤油味」 7.2g

だいたい5~7gくらいは含まれています。

それに対して子供が1日に摂取していい塩分の目標量がこちら。

子供の年齢 塩分の目標摂取量(男子) 塩分の目標摂取量(女子)
1~2歳 3.0g未満 3.5g未満
3~5歳 4.0g未満 4.5g未満
6~7歳 5.0g未満 5.5g未満
8~9歳 5.5g未満 6.0g未満
10~11歳 6.5g未満 7.0g未満
12歳~ 8.0g未満 7.0g未満

■参考:日本人の食事摂取基準|厚生労働省

このように子供にとってラーメン一人分を食べると、一日に摂取していい塩分を一食でオーバーしてしまいます……。

いかにラーメンが多いか、そして子供にラーメンを食べさせるときに親が塩分をコントロールする必要があることがわかりますね。

※ちなみに日清のアンパンマンらーめんは、子供向けに作ってあるため、塩分量はスープを含めて2.0gしかありません。

脂分の摂り過ぎになる

ラーメンのおいしさの秘密は濃い味と、もうひとつこってりとした脂分にあります。

大人でも脂っこい食事をすると胃がもたれるのですから、内臓機能がまだ未発達な子供には大きな負担がかかるのは当然。

私も小さい頃、ラーメンを食べて吐いたり下痢をした経験がありますが、それもこの脂分が多いため、上手に消化できなかったからなんでしょうね。

食品添加物が多い

カップ麺や袋麺などのインスタントラーメンには、平均して19種類の食品添加物が含まれているそうです。

生タイプのチルド麺も例外ではありません。

すべての食品添加物に害があるわけではありませんし、過剰に摂取しない限りは編んでんだと思います。

しかし、子供にはあまり食べさせたくないというのが親の本音でしょうね。

※その点、アンパンマンらーめんは合成着色料や合成保存料が不使用なので安心です。

食物アレルギーを引き起こす原料が使われている

食べるとアレルギー症状を引き起こす可能性がある食物のうち、特に要注意なのが以下の「特定原材料」と指定された7つです。

  • 小麦
  • えび
  • かに
  • そば
  • 落花生

このなかでラーメンには「小麦」・「卵・「乳」が使われている可能性が高いです。

また、これら7つの食材以外にもアレルギー症状を引き起こすものも少なくありません。

年齢が幼い子供ほど、どんな食物アレルギーを持っているか分かりませんから、初めて食べる料理には慎重になるべきですね。

チェーン店のラーメンやインスタントラーメンには、含まれているアレルギー品目が記載されているので、食べる前にチェックしておくといいでしょう。

子供にインスタントラーメンや袋麺を食べさせるときの注意点

親がこっそりカップ麺を食べているところを子供に見られてしまい、「私も食べたい!」とおねだりされた……なんて体験談を目にします。

いずれ出会うことになる食べ物でも、できるだけ出会いを遅らせたいのが親の本心ですが、そうもいってられません。

子供にインスタントラーメンや袋入りのチルド麺など、「家ラーメン」を食べさせるときの大切なポイントはこの5つ。

  • 塩分が少ない商品を選びスープを薄めに作る
  • スープを残すクセをつける
  • ノンフライ麺の商品を選ぶ
  • 食品添加物が少ないものを選ぶ
  • 麺は柔らか目に茹で、短めに切る

どれもカンタンなことなので、頭に入れておくといいですよ。

塩分が少ない商品を選びスープを薄めに作る

インスタント麺・袋入りの生麺など、すべての商品のパッケージ裏には「栄養成分表示」が記載されています。

その表を見れば、塩分の量が分かるので、できるだけ食塩相当量が少ないものを選びましょう。

※ラーメン全体の食塩量は、「めん・かやく」と「スープ」を足したものです。

また、ラーメンを作る際には、顆粒や液体のスープを全部入れず、少し残すようにして薄めに作り、塩分を控えるようにするといいですね。

スープを残すクセをつける

高血圧など生活習慣病になりやすい人の食習慣として、「ラーメンの汁をすべて飲み干す」というのを聞いたことがあります。

子供にはなおのこと、塩分たっぷりのラーメンのスープを飲み干すのは過剰摂取になるためNG。

子供時代から、ラーメン(インスタント・外食問わず)のスープは、半分くらい残す習慣をつけておくのが健康への第一歩になるはずです。

ノンフライ麺の商品を選ぶ

普通のインスタントラーメンの麺は、油で揚げた「油揚げ麺」。

しかし、最近では「ノンフライ麺」という麺を熱風乾燥させたタイプが増えてきました。

摂取する脂分を低く抑えられるので、なるべくこちらのノンフライ麺を選ぶといいでしょう。

ラーメンのもうひとつのネガティブな面が高カロリー食なこと。

その点でもノンフライ麺を選ぶのはカロリーカットにつながりますよ。

食品添加物が少ないものを選ぶ

前述したようにインスタントラーメンには、数多くの食品添加物が含まれています。

袋入りの生麺はそれほど多くありませんが、それでも少なからず使われています。

とはいえ、店頭で食品添加物が少ないものを選ぶのは大変ですから、最初から子供用として作られたラーメンを選ぶのがベスト。

また、外国製のラーメンは避けて、日本の安全基準で作られた日本製ラーメンを選んだほうがいいと思います。

麺は柔らか目に茹で、短めに切る

ラーメンは油っこく消化が良いとはいえず、中華麺は長くて太いので喉に詰まりやすい食べ物。

特に即席麺は麺が固めで、小さい子供にとっては胃に負担がかかります。

  • カップ麺は表示時間より少し長めに置く
  • 袋麺(生麺・乾麺とも)は表示時間より長めに茹でる

こんなふうに親が気を遣って、中華麺を柔らかく仕上げてあげましょう。

大人にとっては少し硬いほうがコシがあって美味しく感じますが、子供にはまだそこまで分からないので不満も出ないはず。

また、中華麺を茹でる前に包丁で細かく切るか、半分に折るなどして、喉につまらないようにしてあげましょう。

カップ麺の場合は、お湯を入れて出来上がったあとに、カップの中で離乳食用のフードカッター(麺切りはさみ)で切るといいですよ。

子供にラーメン屋でラーメンを食べさせるときの注意点

子供をいよいよラーメン屋デビューさせる時期がきたら、こんな点に気をつけると家族で楽しく食事ができますよ。

  • お子様用ラーメンがある店を選ぶ(バーミヤン・丸源・スガキヤ)
  • 取り分けするならあっさりスープのラーメンを頼む
  • こってり(豚骨系)のスープを売りにした店は避ける
  • 麺をやわらかめに茹でてもらう
  • カウンター席しかない店は避ける
  • 混む時間帯を避ける
  • 行列ができる店は避ける
  • 離乳食用のはさみを持参する

「当たり前じゃん」と思う点もたくさんありますが、一応確認の意味でチェックしてみてください。

お子様用ラーメンがある店を選ぶ(バーミヤン・丸源・スガキヤ等)

まだ少食な子供には大人のラーメンを取り分けるのもいいですが、ある程度、大きくなると、足りなく感じます。

かといって普通のラーメンを頼んでしまうと、全部食べるには多すぎたり、塩分過剰・カロリーオーバーになる恐れが……。

なので、できれば小さいうちは「お子様用ラーメン」があるチェーン店に行くといいでしょう。

  • バーミヤン(キッズラーメンセット)
  • 丸源(お子さまラーメン)
  • スガキヤ(ミニラーメン)
  • くるまやラーメン(お子様ラーメン)
  • リンガーハット(ちびっこちゃんぽんセット)

代表的なところではこんなお店で、子供用の小さなサイズのラーメンがメニューにあります。

取り分けするならあっさりスープのラーメンを頼む

もし大人のラーメンを取り分けて食べさせる場合は、あっさりしたスープのラーメンを頼むようにします。

豚骨のようなテカテカと脂が浮いているスープは、子供に胃にとっては負担がおおきすぎますから。

マーボー麺や担々麺などは、辛さもそうですが、脂が多い点がまずNGです。

こってり(豚骨系)のスープを売りにした店は避ける

こってりとした豚骨ベースのスープを売りにした店は、塩・醤油・味噌のどの味を頼んでも基本的には「脂っこいラーメン」が運ばれてきます。

豚骨は味(塩・味噌・醤油)ではなく、スープのベースなので、そのスープを使えばどの味のラーメンもこってり系になるんですね。

こうしたスープを使うのは家系ラーメンが多く、小さい子供にはまだ早いので、あっさり系の昔ながらのラーメン店を選んだほうがいいでしょう。

麺をやわらかめに茹でてもらう

専門的なラーメン店では麺の茹で具合を客が指定するところも少なくありません。

しかし、チェーン店などではそんなシステムはありません。

ただ、ダメ元で「麺を柔らかめに茹でてもらえますか?」と頼んでみるのもムダではないでしょう。

お店によっては対応してくれますから。

カウンター席しかない店は避ける

まだ幼い子供ほど落ち着いて最後まで食事はできませんし、食器やグラスを倒してしまうことだって珍しくありません。

厨房を取り囲むようにカウンター席しかない店では、子供と隣り合って座ることになり面倒を見ることが難しいでしょう。

子供を連れて行くなら

  • テーブル席がある
  • 子ども用の椅子がある
  • 座敷席がある

こんな座りやすく面倒が見やすいラーメン屋さんを選ぶべきです。

混む時間帯を避ける

子供は食べるのが遅かったり、食器をこぼしたりなどトラブルが多め。

混んだ時間帯だと、周囲に迷惑がられたり、なにより親御さんのほうが肩身が狭く感じられます。

通勤帰りのサラリーマン、休憩中のドライバーなどで混む時間帯は避けて、夕方の早い時間帯など空いているときに行くとゆっくりと食事が楽しめるはずです。

行列ができる店は避ける

子供は空腹になると不機嫌になったり、泣き出したりするもの。

ほんのちょっとの行列くらいなら……と思って並んで、そんな事態になったら悲惨です。

行列ができるラーメン店は確かに美味しいのはわかっていますが、ここは美味しさよりも快適さを優先して、あえて空いている不人気店を選ぶのもいいかと。

離乳食用のはさみを持参する

さすがに麺を食べやすいように「細かく切ってください」とは頼みづらいです。

かといって包丁を持っていくのは変ですから、ここは離乳食用の食材を切るためのハサミを持参しましょう。

あわせて服を汚さないための前掛け、こぼしたときのためにタオルとビニール袋も持っていくと安心です。

ラーメンの一人前を食べていいのは何歳から?

ラーメン屋さんの大人用のラーメン一人前を何歳から食べていいかというと、目安は10歳~11歳(小学校5年生くらい)になってから。

普通のラーメン屋さんの醤油ラーメンは、塩分量が6g程度あります。

もしスープを残したとしても、10歳以下の子供には塩分が多く、またカロリー的にも摂り過ぎになるはず。

理想は6年生以上になってから、なおかつスープは半分以上残した食べ方をすることだと思います。

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まとめ

子供にラーメンは何歳から食べさせていいのかというと

  • 外食のラーメンは離乳食が終わった1歳半~2歳ごろ
  • インスタントラーメンやチルド麺も1歳半~2歳ごろ

これがひとつの目安になります。

ラーメンは塩分・脂・食品添加物・食物アレルギーなどリスクはたくさん。

親がしっかりと管理して、上手にコントロールしながら食べさせるのが大切です。

ラーメン屋さんに連れて行くときは、味以上に子供にとって快適に安全に食事できるかが重要になります。

しっかりと準備をして楽しい食事になりますように。

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