花火といえば、7月か8月の「夏」の風物詩。
遅くとも9月いっぱいまで、「秋」のはじまる頃が、最終シーズンです。
でも、冬から春にかけても、家族や友だちが集まって行楽地へ行ったり、バーベキューをしたりしたときに、無性にやりたくなるもの。
かといって、いざ買おうとしても、シーズンオフだから、大抵のお店では売っていません……。
しかし、そんな時期外れの季節でも
- ネット通販(Amazonや楽天市場など)
- 花火問屋(各地方に数軒だけある店)
この2つのお店なら、確実に手に入れることができますよ。
この記事では、それ以外にも
- もしかしたら花火が一年中売ってる場所
- あの店はいつ頃から花火を販売開始するか?
- 冬に花火は危険な理由と注意点
などなど、キニナル情報を総まとめしましたので、ごゆっくりご覧ください。
一年中、冬でも確実に花火が売ってる場所
9月中まではあちこちで見かけた花火の販売も、10月や11月になるとパッタリと見かけなくなります。
そんな花火のオフシーズンに、どうしても花火をしたい、買いたい!と思ったら、以下の2つのお店を頼りにしましょう。
ネット通販店
日本全国どこに住んでいても、一年中、花火が売ってる場所といえば、ネット上のお店しかありません!
さすがネットショップだけあって、種類は豊富。
手持ち花火から打ち上げ花火までバリエーションは様々で、見たことがない(やったことがない)花火がたくさんありますよ。
ネット通販だと「送料」がかかる点はネックですが
- アマゾンならプライム会員だと無料
- 楽天市場は3,980円以上買うと無料
この2つの条件を満たせば、送料を気にせず買えます。
ポイントを貯めたい(使いたい)から、なるべく楽天市場を利用したい人も多いはず。
でもだからといって花火を約4,000円分も買うのはちょっと……という方のために、送料が無料の花火セットを見つけてきました。
千円くらいのセットでも送料無料になる商品がけっこうありますよ。
花火問屋
そもそも「問屋」とは、製造メーカーから商品を仕入れ、それを小売店に売る中継役のような存在。
こうした問屋のなかには、一般の消費者向けに販売する問屋さんもあります。
そんな問屋さんへ行けば、夏に限らず冬でも、まず一年中いつでも花火を購入することが可能なんですね。
ただ、全国的にも数が少なく、大都市でも数件に限られるというデメリットはあります。
お住まいの周辺に花火問屋があるか調べるには、GoogleやYahoo!で
- 花火問屋 ○○市
- 花火問屋 ○○県
など「市町村名」か「都道府県名」で検索して探してみてください。
東京にある主な花火問屋
ここでは全国を代表して、東京都内にある花火が一年中買える花火問屋を3つご紹介します。
すべて台東区なのは、歴史的な意味があるんでしょうね。
長谷川商店
■住所:東京都台東区柳橋2-7-3
テレビや雑誌など様々なメディアで紹介されたこともある、浅草にある花火問屋。
メインは人形屋ですが、店内には約500種類もの花火を取り揃えています。
松木商店
■住所:東京都台東区蔵前2-4-3 永谷ビル1F
花火が1本・1個からバラ売りされていて、スーパーのようにカゴに入れて自由に選べるお店。
こういったスタイルはこの店が初めて取り入れたそうです。
山縣商店
■住所:東京都台東区蔵前2-2-2
創業は大正といいますから、その歴史はすでに100円を越えている老舗の花火問屋。
最近の線香花火は質の悪いものが多いですが、ここでは職人が一本一本手作りした純国産の線香花火が購入できます。
もしかしたら花火が売っている可能性があるお店
ここからは「もしかしたら」花火が夏以外でも、花火が売っている可能性がある場所をご紹介します。
行っても無駄足になるかもしれないので、近くにある「売ってるかもしれない」お店に電話で問い合わせるのが一番ですよ。
ディスカウントストア
なんでも安売り価格で販売するディスカウントストアは、夏が過ぎて、やや売り場が狭くなってもほんの少しだけ売っている可能性があります。
たとえば、ドン・キホーテ。
恐ろしく商品数が多いので、シーズンオフでも置いていたという声を見かけますよ。
町の小さなおもちゃ屋さん
商店街の一画にある、年配の方がひとりで店番をしているようなおもちゃ屋さん。
こういったお店は失礼ながら、季節に合わせて商品を入れ替えたりしないもの。
なので、一年中、ひっそりと花火が棚に並んでいることがあります。
駄菓子屋さん
駄菓子屋さんもまた、季節ごとに商品を並べ替えたりはしないものです。
ですから、冬の寒い時期になっても、何食わぬ顔で普通に花火が吊り下げられていたりしますよ。
ただ、もともと品揃えは限られているので、目的にあった花火が買えるとは限りません。
ショッピングモールや大型スーパーのおもちゃ売り場
イオンやららぽーと、オリンピックやジョイフルのようなショッピングモールのなかにある玩具売り場も狙い目。
イトーヨーカドーやダイエーなど大型スーパーの子供用品売り場も、意外な穴場。
ほんの数種類ですが、通年で常時、花火を陳列している場合もあります。
トイザらス
今や玩具屋の代名詞となったトイザらス。
おもちゃから夏用のレジャーグッズまで揃えているので、ここでよく花火を買う人も多いはず。
一部のお店では、夏が過ぎても花火が売っていたという声が聞かれますよ。
ホームセンター
ホームセンターは季節ごとの商品切り替えが激しいため、ほとんど店で常時置いているわけではありません。
ただ、夏に販売した花火が、秋口まで売れずに残っている場合もありますよ。
一部のコンビニ
一年を通して花火をやる人が多い地域、または花火ができる場所の近くにあるコンビニでは、年がら年中、花火が売っていることも。
雑貨類を並べた棚に、手持ち花火のセットが1種類くらいなら見つかるかもしれません。
ちなみに私の家周辺のコンビニでは、冬季に花火を置いている店は一軒もありませんでした……。
あればラッキーくらいの期待感でのぞいたほうがいいですね。
身近なお店の花火の販売が開始される時期
では、日本全国どこでもあるような場所で、花火の販売が開始される「おおよそ」の時期をまとめていきます。
だいたいどこもゴールデンウィーク当たりから販売を開始し、8月いっぱいで販売が終了するところがほとんど。
- 100円ショップ・・・5~6月ごろから
- コンビニ・・・5月ごろから
- ホームセンター・・・5月ごろから
- ドラッグストア・・・7月ごろから
- スーパー・・・7月ごろから
ホームセンターやスーパーなど季節ごとにガラッと商品を切り替える場所では、9月頭ごろに売り切るために半額セールを行う場合もあります。
冬の花火はキケン!遊ぶときの注意点
あまりピンとこないかもしれませんが、じつは夏の花火よりも「冬の花火」のほうが何倍も危険なんですよ。
どう危険かというと、火事が起きやすくなるから。
でも、不思議ですよね、気温の低い冬に火事が起きやすいなんて!
冬の花火が火事をおこしやすい理由
冬に花火をすると火事が起きやすい理由は、この2つ。
- 空気が乾燥しているから
- 風が強い日が多いから
年間を通しての火事が多いのは冬季~春季なので、花火をするときもより一層気をつけないといけませんね。
空気が乾燥しているから
たき火をするとき、湿った木材より、カラカラに乾いた木材のほうが火が付きやすいのはキャンプをしない人でも容易に想像がつくはず。
空気が乾燥していれば、それに比例して自然界の木々や人間が建てた建築物だって水分が飛んで乾ききるのは当然ですね。
どれくらい夏と冬では湿度に差があるかというと
- 夏・・・60~70%
- 冬・・・30~50%
このように20~30%もの開きが。
また、地域差はありますが、夏よりも冬のほうが雨が少ないため、より火事が起きやすい状況が作られます。
風が強い日が多いから
冬の冷たい風に身をすくめて、マフラーをギュッときつく締めて歩く通勤・通学の道。
冬の強風が吹き付ける原因は、日本の北から冷たい寒気が等圧線に沿って流れ込むためです。
こんな風の強い日に花火をしたら、火花が飛んだり、打ち上げ花火が予想外の場所へ飛び込んで引火する恐れも……。
火事を起こさないための注意点
もし冬に花火をするなら、この3つの点をよく注意して守りましょう。
- 広くて安全な場所で行う
- バケツを用意する
- 打ち上げ花火はしない
たとえ季節が夏でも守るべきことですが、冬はより一層厳守しないと本当に危険です。
広くて安全な場所で行う
花火の火が引火しそうな物が近くにある場所では行ってはいけません。
- 枯れ枝や枯れ葉が多い場所
- ゴミが不法投棄された場所
- 長年使われていない建物・廃墟
以上のような場所はとくに火が燃え広がりやすいので注意。
花火の使用が許可された場所で、なおかつ周りに燃え移りそうな物がない広い場所を選んで行いましょう。
■各地で花火ができる場所はこちらをご覧ください
バケツを用意する
花火は鎮火するまで意外と長くくすぶりつづけます。
ちょっと目を話したスキに、燃え移るような事態を避けるために、花火は一本ずつ水の入ったバケツに入れてジュッと消火するようにしましょう。
バケツがない場合は、空のペットボトルに水を入れてもいいですね。
打ち上げ花火はしない
今ではほとんどの場所で打ち上げ花火は禁止されていますが、許可された場所があったとしても冬~春にかけては自粛しましょう。
打ち上げたロケット花火が強い風にあおられて隣家に飛び込んでしまい、火事を起こしたりしたら大変ですから。
まとめ
夏以外でも花火が売ってる場所なら、インターネット通販サイトか花火問屋が絶対確実。
他には、望み薄ですが
- ディスカウントショップ
- 商店街の小さなおもちゃ屋さん
- 駄菓子屋さん
- ショッピングモールや大型スーパーのおもちゃ売り場
- ホームセンター
- 一部のコンビニ
こんな場所も候補のひとつ。
冬は火事の心配だけじゃなく、気温が冷え込むので風邪にも気をつけて、くれぐれも安全に行ってくださいね。