いまでは夏以外でも普通にやってしまうのが花火。
コンビニでは一年中売っている店もあるので、仲間で集まったときや親戚の子供が泊まった夜にやる人も多いのでは?
そんな花火ですが、最近では京都でも禁止されている公園や河川敷が増えてきました。
そこで、ここでは
- 京都の公園や河川敷のルール
- 京都で手持ち花火をしてもいい場所
などなど、京都府内で花火をしてもいい場所をご紹介していきましょう。
京都市の公園では花火は禁止?
まず京都市内にある公園では花火はできるのか?という確認から。
京都市が公開しているオフィシャルなサイトでは、このように説明がされています。
Q.公園で花火をしてもよいですか。【ID:0100455】
回答
京都市都市公園条例では,禁止行為として,「たき火をし,又は火気をもてあそぶこと。」と規定しています。打ち上げ花火,爆発音を発するもの,煙を大量に発する花火等については,火災の原因や,公園利用者,近隣への迷惑となることから禁止しております。
公園の使用上のルールを決める「都市公園条例」では、基本的には火気で遊ぶことは禁止されています。
しかし、よく読むと禁止されているのは、以下の3つのタイプの花火だけ。
- 打ち上げ花火(ロケット花火)
- 爆発音が出る花火(爆竹)
- 煙が大量にでる花火
つまり、京都市の公園では「手持ち花火」ならばやっても大丈夫なんですね。
京都の河川敷では花火は禁止?
次に京都府を流れる各河川の河川敷では花火はできるのか?という疑問です。
京都府が公開する「よくある質問」を読むと、このように説明されています。
なお、京都市内を流れる一級河川 鴨川と高野川の一定の区域では、京都府鴨川条例に基づき、平成20年4月1日から打ち上げ花火等を禁止しています。知事の指定する職員の中止命令に従わない場合は、5万円以下の罰金が科せられます。
・禁止する花火
1 ロケット花火など、飛しょうすることを主とするもの
2 打ち上げ花火など、打ち上げることを主とするもの
3 爆竹・クラッカーなど、爆発音を出すことを主とするもの・禁止区域
鴨川 高橋から京都南大橋まで
高野川 馬橋から鴨川合流点まで
鴨川と高野川の一部の区域では、打ち上げ花火や爆竹などの危険な花火は禁止されています。
しかし、裏を返せば、その区域でも手持ち花火ならば使用OKで、そのほかの河川敷なら打ち上げ花火や爆竹等も禁止はされていないんですね。
もちろん、周辺の住宅に迷惑をかけたり、芝生など環境を傷める行為は控えるのは当然ですが。
京都で花火してもいい場所
というわけで、ここまでをまとめると
- 京都市内の公園は手持ち花火ならやっても良い
- 京都府全域の河川敷は一部の場所を除いて花火全般をやっても良い
ということになります。
それを踏まえて、花火ができる公園と河川敷・海岸を具体的に見ていきましょう。
京都で花火ができる河川敷
京都にはいくつも河川が流れています。
そのなかでおすすめの花火をしてもいい河川敷をご紹介します。
鴨川
京都を南北に流れる鴨川。
特に賀茂川と高野川の合流地点となる「鴨川デルタ」は、開けていて花火をするには絶好のスポットです。
高野川
京都市左京区を流れるのが高野川。
川の両サイドに河川敷が続く場所を選べば、花火をするのにも十分なスペースがあるでしょう。
桂川
観光スポットとして有名な渡月橋がかかる桂川。
大きな一級河川のため河川敷に広々としたスペースがある場所が、いたるところに見つかります。
嵐山の辺りや天神川と合流する付近など緑地が広がっていて花火をするにはもってこいでしょう。
賀茂川
鴨川の上流部に当たるのが賀茂川。
川の幅が狭く、河川敷がある場所も少ないですが、鴨川公園のある辺りなら平地になっていて、手持ち花火なら十分に行えるでしょう。
宇治川
宇治市を流れる宇治川。
比較的、緑地が広がる河川敷があるので花火をするスペースは十分にあります。
京都で花火ができる海岸
京都にも日本海側の海には海水浴場があります。
その中から私が確認してきた花火が禁止されていないスポットをご紹介します。
琴引浜遊海水浴場
京丹後市にある海水浴場です。
海も砂もキレイなビーチで夏には多くの海水浴客で賑わう人気スポット。
小天橋・葛野浜海水浴場
久美浜町にある正に「ロングビーチ」の名にふさわしい長い砂浜が続く海岸です。
良識の範囲内であれば花火を行っても大丈夫です。
浜詰海水浴場
夕日が美しいことで知られる夕日ヶ浦にある海水浴場です。
夜の10時までは花火が許可されています。
八丁浜・小浜海水浴場
京丹後市網野町にある海水浴場です。
箱石浜海水浴場
久美浜町にある海水浴場です。
手持ち花火ならばやっても大丈夫です。
砂方海水浴場
京丹後市丹後町にある海水浴場です。
夜10時までは花火が楽しめます。
竹野海水浴場
丹後町にある海水浴場です。
打ち上げ花火以外の手持ち花火なら利用可能です。
京都で花火が禁止されている公園
京都の公園では基本的に「打ち上げ花火」・「大きな音や大量の煙が出る花火」は禁止されていますが、手持ち花火は許可されています(上記の公園条例より)。
しかし、公園の中でも明確に花火を禁止しているケースもあります。
私が個人的に確認できた「花火禁止」の公園がコチラです。
- 梅小路公園(京都市下京区観喜寺町56-3)
- 伏見港公園(京都市伏見区葭島金井戸町)
- 京都御苑(京都府京都市上京区京都御苑3)
- 淀川河川公園/背割堤地区(京都府八幡市)
- 田辺公園(京都府京田辺市田辺丸山8)
- けいはんな記念公園(京都府相楽郡精華町精華台6-1)
- 京都府立山城総合運動公園(京都府宇治市広野町八軒屋谷)
花火を楽しむ上での基本ルール
場所が京都だからというわけではありませんが、公共の場所で花火をするときは以下の4つのルールは厳守しましょう。
- 安全のため水が入ったバケツを用意する
- 午後9時までを限度とする
- 大声をあげない
- 使った花火の燃えカスや余りは持ち帰る
歴史的な神社仏閣・建築物が多い京都ではなおのこと火事には気をつけないといけません。
打ち上げ花火が禁止されているところでは絶対に行わないことと、手持ち花火をするときも万が一のために水を張ったバケツを用意して備えることをお忘れなく!
まとめ
京都市内の公園で禁止されているのは打ち上げ花火や音が出る花火であり、安全に楽しめる手持ち花火ならば可能です。
また、河川敷は一部の区域を除けば、打ち上げ花火と手持ち花火の両方が許可されています。
この他に花火が自由にできるのはバーベキューができるキャンプ場も有力候補。
お近くに花火をしてもいい場所がない場合は、いっそそうした施設に泊りがけで行って楽しむのもひとつの方法ですね。
⇒花火がいつも売ってる場所!冬でも一年中、買える店はどこ?